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ペットフレンドリーな車とは?車種別のメリットを解説!ペットの車酔いにも注意

我が家には、今年2歳になるミニチュア・ピンシャーがいます。

最近では、愛犬や愛猫を一緒に連れていけるカフェやショッピングモールも増えて、一緒にお出かけするのが楽しみになりました。

この記事では、ミニピンオーナーがボディタイプ別に沿ってペットと一緒に楽しめる「ペットフレンドリー」な車について解説いたします。

ペットフレンドリーな車の選び方

ペットと乗るクルマを選ぶ際のポイントをボディタイプ別に解説します。

軽自動車

軽自動車はなんといっても維持費の安さが魅力です。
車両本体価格はもちろん、自動車税や高速道路料金などの出費が普通乗用車と比較して抑えられるため、ペット連れの遠出が多くても出費を抑えることができます。

軽自動車なら、狭い道でもスムーズに走行できますし、駐車スペースも取らないので、あまり運転に自信がなくてもペットをいろんなところに連れて行ってあげられます。

ペットと乗る軽自動車を選ぶなら、ハイト系やスーパーハイト系といった車高が高い車種がおすすめです。
車高が高い車種なら、ペットカートを畳まずに載せることができます。
天井が高ければキャリーの乗せ降ろしも簡単にできます。

コンパクトカー

コンパクトカーは、価格と性能のバランスの良いボディタイプです。
車両本体価格は安いですが、軽自動車と比較してエンジン性能が高く低燃費のモデルが多いのでガソリン代も節約できます。

また、コンパクトカーは各メーカーが最も力を入れている分野でもあるので、より多くの車種のなかから、ペットフレンドリーなものを選べるという点も魅力的です。

ペットと乗るコンパクトカーを選ぶなら、低床フロアでスライドドアがついているタイプがおすすめです。
フロアが低いタイプならペットが自分で乗り降りするのも簡単にできます。
また、後部座席や荷室部分が広い車種なら、小型のキャリーを複数載せることも可能なので、多頭飼いの方でも安心です。

SUV

SUVは、山道や砂利道などのオフロード走行と街乗り両方に対応しているボディタイプです。
ペットとアウトドアを楽しみたいという方にはぴったり。

デザインがスタイリッシュなタイプも多いため、街中でも気兼ねなく走行することが可能ですし、車高が高く視界が良好なので運転しやすいのも魅力的です。
そしてリセールバリューが高いという点もメリットのひとつといえます。

ペットと乗るSUVを選ぶなら、荷室部分が完全にフラットになるタイプがおすすめです。
このボディタイプは後部座席やラゲッジスペースが広々と確保されているので、スペースは十分にありますが、フルフラットになれば大型犬でもベッドとしてのびのび使用ができます。
ただし、SUVのボディタイプはフロアが高めなので、老犬や足が短めの犬だと自力での乗り降りは難しい場合があります。

ミニバン

ミニバン・ワンボックスは、コンパクトカーと並んで各メーカーが最も力を入れているボディタイプです。
30近くもの種類のなかからご自身とペットのライフスタイルに合ったものを選ぶ楽しさがあります。

また、シートアレンジによって座席数を増減できるので、ペットが乗らないときには畳んだり、荷物を載せたりすることができて便利です。
家族のための機能がたくさんついている車種が多いので、ペットを連れた家族でのお出かけにはもってこいのボディタイプです。

ペットと乗るミニバンを選ぶなら、シート移動用の凹凸がないタイプをおすすめします。
シートを格納した時に凹凸があると、ペットが足元でくつろぐスペースを十分に確保できない場合があります。
車種によって様々なシートアレンジのパターンがあるので、実際に試乗してご自身とペットに合わせて使いやすいものを選ぶといいでしょう。

ペットと車に乗るときのポイント

ペットとクルマでお出かけするときにはどのような点に気をつければよいのでしょうか。
下記の通りまとめてみました。

十分なスペースがあるか

ペットにとって十分なスペースが確保されているか確認しましょう。

ケージやクレートに入れておく場合は、平らで安全な場所に置かれているかを確認しましょう。

エアコンは適度に当たっているか

エアコンが適度に当たっているか確認しましょう。
車種によっては、後方までエアコンが届かないケースもあるので、注意が必要です。

特に、夏場など車内が暑くなりやすい環境では、ペットも熱中症になりやすいので、こまめに休憩して水分補給にも気を配りましょう。
また、老犬や子犬、パグやシーズー・ボストンテリアなどの短頭種は体温調節が難しく、リスクも高いので、特に注意が必要です。

乗り降りしやすいか

ペットに自分で乗り降りさせる場合は、車高が高いクルマは危険かもしれません。
ドアにうっかり足を挟むことがないよう、乗り降りの際は気をつけましょう。

なお、小型犬は膝蓋骨脱臼(パテラ)のリスクが高いため、膝への負担がかからないよう、抱っこしてあげるほうが安全です。

体調に変化はないか

ペットの体調に異変がないか、常に気を配りましょう。
さほど暑くないのにハァハァと口呼吸をしていたら、ストレスを感じて気を紛らわせようとしている可能性があります。

長距離ドライブの際はこまめに休憩をとり、サービスエリア内を散歩させてあげると良いでしょう。
ドッグランを併設したSAも増えていますので、愛犬にとって良い気分転換にもなります。

ペットの車酔いに注意

もともとクルマに乗ることに慣れていないペットだと、車酔いをしてしまう可能性もあります。

景色や周囲の風景が見えてしまうと、それらを目で追ってしまい、知らずに疲れてしまうこともあるので、クレート等を布で覆ってあげてもいいかもしれません。

近所の買い物から少しずつドライブを始め、距離を伸ばしながら慣らしてあげるのも一つの手です。

もしドライブ中にペットが車酔いをしてしまった場合は、安全な場所で一度降りて、涼しい空気の中で休みながら回復を待ちましょう。

ペットの正しい乗車方法

ペットを運転席の膝の上に乗せて運転している方を時々見かけますが、実はペットを膝に乗せて運転することは、道路交通法違反で罰金や減点の対象となります。

道路交通法の規定

具体的に、ペットを運転席の膝の上に乗せて走行すると、以下の道路交通法に抵触する恐れがあります。

「車両の運転者は、運転者の視野若しくはハンドルその他の装置の操作を妨げ、後写鏡の効用を失わせ、車両の安定を害し、又は外部から当該車両の方向指示器、車両の番号標、制動灯、尾灯若しくは後部反射器を確認することができないこととなるような乗車をさせ、又は積載をして車両を運転してはならない。」

道路交通法第55条第2項

「車両等の運転者は、当該車両等のハンドル、ブレーキその他の装置を確実に操作し、かつ、道路、交通及び当該車両等の状況に応じ、他人に危害を及ぼさないような速度と方法で運転しなければならない。」

道路交通法第70条第1項

第55条第2項に抵触した場合は、違反点数1点に反則金、第70条第1項に抵触した場合は、違反点数2点に反則金がそれぞれ課せられます。

そもそも車内でフリーにしておくのは危険

個人的には、道交法違反か如何を問わず、ペットを車内でフリーにしておくのは、ペットの安全を守るうえでも非常に危険な行為であると考えています。

ペットが興奮して車外に飛び出してしまったり、つかまり立ちをしてサイドミラーが見えにくくなったり、想定できないような様々なケースが発生する可能性があります。

ペットはケージに入れたり、後部座席でフリーにしておく場合には前の座席との間にパーテーションを設置したりして、工夫をすることでペットと運転手の命を守ることにつながります。

まとめ

以上、ミニピンオーナーによる「ペットフレンドリー」な車について解説しました。

ペットとの旅行や外出は家族にとってかけがえのない思い出になります。

この記事が、ご自身やペットに合わせたクルマ選びの参考になりましたら幸いです。

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