- その他
- ブログ
車の交通事故原因ランキングベスト5!2022年の交通事故件数をもとに解説
車を運転する機会がある方は誰でも交通事故の被害者にも加害者にもなる可能性があります。
交通事故はいつ自分の身に起こるのか分かりません。
いつ事故が発生するのか分からないからこそ、よくある事故の原因について、事前に知っておく必要があります。
この記事では「車に多い交通事故の原因」について解説していますので、日ごろの事故防止にお役立てください。
目次
【2022年度】交通事故件数は6年連続最小
2023年1月4日付の日経新聞の記事によると、2022年度の交通事故件数は、全国で約30万1193件、負傷者は35万6,419人という結果となり、6年連続最小を記録した、とのことです。
交通事故による死者数を都道府県別に確認してみると、最も件数が多いのが大阪府であり、続いて愛知県、東京という順番になっています。
また、年齢別にみると全体の死者数の56.4%(1471人)を65歳以上が占めていることもわかっています。
交通事故件数は減少傾向にはありますが、現在でも、多くの命が交通事故によって失われています。
【最新版】車の事故原因ランキングベスト5
続いて、車の事故の原因として件数が多い内容を、内閣府の統計結果をもとにランキング形式で5つご紹介します。
日ごろの交通安全の徹底にお役立てください。
【1位】安全運転義務違反
車の事故の原因として最も多いのが「安全運転義務違反」です。
安全運転義務違反とは、走行に支障が出る運転を行い事故を発生させる違反です。
具体的には「脇見運転」や「スマートフォンを見ながらの運転」などが挙げられます。
年間約1,900件以上もの事故が安全運転義務違反によって起きています。
【2位】歩行者妨害等
車の事故の原因としてつぎに多いのが「歩行者妨害等による事故」です。
歩行者妨害とは、横断歩道や交差点を移動している歩行者や自転車がいるにも関わらず、車が一時停止を行わずに進路妨害してしまう違反行為です。
この行為を原因とした事故が年間約250件以上も起きています。
事故の事例として多いのが、車で左折時に歩行者を見逃したことによる巻き込み事故です。
こうした事故を防ぐためにも、普段から歩行者の動向を心がけた運転を行う必要があります。
【3位】スピード違反
車の事故の原因として3番目に多いのが「スピード違反による事故」です。
車をの事故の原因で、典型的といえるものであり、スピードを出しているほど事故が発生する可能性が上がります。
場合によっては死者が出る可能性もあり、年間約200件以上もの事故が起きています。
法定速度を守ることは、運転者として基本的なルールですので、スピードの出し過ぎには注意しましょう。
【4位】通行区分違反
車の事故の原因として4番目に多いのが「通行区分違反」です。
通行区分違反とは、左折専用レーンを直進する、もしくは直進レーンを右折したりするなどの危険行為のことを意味します。
信号無視の事故同様、違反区分違反は他の運転手にとって想定がしにくく、大きな事故に繋がりやすい傾向があります。
初めての道を走行する場合に起きる可能性が高いので、慣れない道を走行する場合には、交通標識をよく確認するようにしましょう。
【5位】信号無視
車の事故の原因として5番目に多いのが「信号無視」です。
歩行者も車もまさか信号を無視するとは想像していない場合が多いので、重大な事故に繋がる傾向があります。
特に車と車による事故の場合には、お互いにスピードを出している場合が多く、衝突した際には死者が出る可能性も少なくありません。
事故を起こしてしまったときに必要な対応5つ
以上、どのような原因で起こる事故が多いのかをひとおり見てきましたが、万が一事故の加害者になってしまった場合には、どのような対応が求められるのでしょうか。
事故の加害者になると、「緊急措置義務」があり、この措置を怠ると刑事処分に課せられます。
事故を起こしてしまった時には、5つの対応が求められます。
ケガ人や応急救護が必要な人の対応
事故を起こしてしまった際には、気が動転してしまいます。まずは、深呼吸して落ち着きましょう。
状況が見えてきたら、現状把握をしましょう。ケガ人はいますか?適切な処置をしないと命に係わるかも知れません。周りの車の状況は?道路に人が倒れているなら、歩道や安全な所へ移しましょう。
そして救急車を手配します。多重事故を防止するため、三角の停止表示板と発煙筒を炊き後続車へ知らせましょう。
警察への届け出
ケガ人の介助と救急車の手配が完了したら、次は警察を呼びましょう。
事故発生の連絡は加害者の義務です。事故の場所と時間を正確に伝えます。
証人を探す
目撃者がいれば、事故の証人になってもらいましょう。
氏名と連絡先を聞いておくとのちのち役に立ちます。どちらの信号が青だったか、停止車線で止まらなかった等の証言は、あなたを助けてくれるかもしれません。
ドラレコがあればメモリーを提出しましょう。事故直後の現場写真も撮っておくと、あとで役立つ可能性があります。
保険会社への連絡
これらの対応がすべて済んだら、最後にご自身が加入している保険会社へ連絡を入れましょう。
保険会社によっては加害者との対応についてアドバイスをもらえることもあります。保険会社はプロフェッショナルなので、分からないことはどんどん聞きましょう。
車両保険にも加入していればレッカー代も負担してもらえます。
まとめ
車の交通事故はいつ起こるのか誰にも分かりません。
また、自分は事故を起こさないよう注意していても、事故に巻き込まれてしまう可能性もあります。
1件でも多くの交通事故を防ぐためにも、日ごろから盲点になりやすい点を把握して、安全運転を心がけましょう。