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いまさら聞けないナンバープレートの意味や種類とは?売却時には取り外しが必要?
町中を走っているクルマを注意深く見ていると、車両によってナンバープレートの色や記載されている情報が微妙に違うことに気が付きます。
この記事では、基本的なことなのでいまさら聞けない、ナンバープレートの種類と記載されている情報の意味について解説します。
併せて、売却時のナンバープレートに関する注意点に関しても、お伝えします。
目次
ナンバープレートの種類
エンジンがついているクルマが公道を走るためには、ナンバープレートが必要です。
ナンバープレートは、地域名、分類番号、数字の前のひらがな、一連指定番号(数字)から成り立ちます。
各項目についてご説明いたします。
ナンバープレートの色
ナンバープレートは、主に「自家用車」か「営業用車」かの違いで、白、黄、緑、黒、青の5色に色分けされています。
各項目についてご説明する前に、こちらの色分けの意味について解説します。
白ナンバー(白地に緑文字) | 自家用自動車、商用車用。最もオーソドックスなもの。 |
黄色ナンバー(黄色地に黒文字) | 自家用軽自動車、軽商用車(いずれも排気量が600cc以下)用 |
緑ナンバー(緑地に白文字) | 営業車用。主にタクシーやバス、トラック用 |
黒ナンバー(黒地に黄色文字) | 営業用軽自動車用 |
青ナンバー(青地に白文字) | 外務省用車(外交団用、外交団大公使館、代表部用) |
ご覧いただいている通り、クルマのナンバーの色は、「自家用車か営業用車」かと、「普通自動車か軽自動車」かの違いによって区分されていることがわかります。
ちなみに、営業車として届け出をし、営業車用のナンバーを取得すると、自家用車と比較して、自動車税や自動車重量税が安くなるというメリットがあります。
地域名
ナンバープレートは、各区域を管轄する運輸支局・自動車検査場によって発行されています。
この発行された場所によってナンバープレートの地域名は変わります。
東京都のように、同じ都道府県内でも複数の管轄区域に分かれている場合は、管轄区域ごとの地域名が記載されます。
なかには、管轄区域に関わらず、地域名として採用されているものもあり、これが「ご当地ナンバー」と呼ばれているものです。
分類番号
分類番号は、「富山〇〇〇」「足立〇〇〇」のように地域名に続いて並んでいる3桁の番号のことです。
1桁目は車両のサイズや用途によって固定で決まっており、残り2桁はランダムに決定されます。
ちなみに、この残り2桁の数字は選べません。
一般的な自動車は300番台、500番台なので「3ナンバー」や「5ナンバー」と呼ばれます。
平仮名(アルファベット)
ナンバーには、必ずひとつ平仮名かアルファベットが使われています。
レンタカーには「わ」が割り振られていますが、指定することはできません。
また、「お・し・へ・ん」の4つの平仮名は、縁起が悪い等の理由で使用されていません。
一連指定番号
登録時に割り振られる番号が、一連指定番号で、ナンバープレートで最も目立つ数字になります。
何も指定しなければ、任意の数字が割り当てられますが、希望する番号を申し込むこともできます。
申し込みは、希望番号予約センターの窓口へ行くか、インターネットから行うことができ、交付手数料として5,000円前後費用がかかります。
交付までにも4~5営業日かかりますので注意してください。
また、1部の人気がある番号「1」「7」「8」等は、抽選制になっています。
クルマのナンバーを変更した時は
お持ちのナンバーを、図柄が入っている図柄ナンバーや希望ナンバーに変更することももちろん可能ですが、1点注意点があります。
クルマのナンバーは所有者の情報と結びついているため、自賠責保険や任意保険の情報も必ず更新しましょう。
更新を怠ると、保険金が支払われないこともあります。
ナンバープレートは売却時に取り外しが必要か
中古車買取業者や販売店に売却する場合は取り外さない
中古車買取業者や販売店にクルマを売却する場合、名義変更の手続き等は業者側に委任できるケースがほとんどですので、ご自身で一時抹消の手続きを行うメリットはありません。
取り外さず、そのまま売却しましょう。
すでに、ナンバープレートが外された状態で長い間放置されているようなクルマの場合は、廃車買取の専門業者に依頼することをおすすめします。
個人売買の場合は取り外す
一方、フリマサイトやオークション等個人サイトでクルマを売却する場合は、一時抹消の手続きをしてから、買い手に引き渡すため、ナンバープレートは取り外すことになります。
一時抹消の手続きをしておかないと、売却後も納税の義務が発生したり、買い手が交通違反や交通事故を起こした時などトラブルに巻き込まれてしまうリスクがあるので、必ず行いましょう。
また、取り外したナンバープレートは、一時抹消の手続き時にその旨を申し出るだけで持ち帰ることが可能です。
まとめ
以上、ナンバープレートの種類や記載されている情報の意味について解説しました。
売却時に、ナンバープレートがついていないと公道を自走できないため、買取業者にとっては車両を移動させるための手間と費用が発生します。
個人での売却時をのぞいては、ナンバープレートはつけたまま、ご売却されることをおすすめします。