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リセールバリューと走行距離の関係は?リセールバリューが1番高い車種について解説

車を購入するときに、数年後の残価が高いメーカーや車種を選ぶことができれば、手元に残るお金が増えるので、乗り換えの際の選択肢が広がります。

この記事では、リセールバリューの高い車種とはどのような車種なのか、走行距離と関係があるのかどうかについて解説します。

リセールバリューとは

まず、「リセールバリュー」という言葉についてですが、この言葉は、中古車業界大手のガリバー(株式会社IDOM)によって、商標登録されています。

意味は以下のとおりです。

リセールバリューとは、「リセール=再び売る」「バリュー=価値」という言葉が指す通り、 3年後に手放す場合にどのくらいの価値があるのかという予想です。

https://221616.com/guide/resale-value/

平均的な中古車の場合、3年後に手放したときのリセールバリューは新車購入時の5割~6割程度といわれていますので、5~6割を超えれば「リセールバリューが高い」ということができそうです。

リセールバリューは原則、需要と供給で決まる

それでは、リセールバリューの「高い」「低い」はどのような条件で決まるのでしょうか。

基本的には、中古車の価格は需要と供給のバランスで決まります。基本的には新しくて人気がある車種ほど、需要が高い傾向にあるので、リセールバリューが高い車ということになります。

それぞれの条件について詳しくみていきます。

国内で人気の車種はリセールバリューが高い

SUVはリセールバリューが高い

まず、日本だけでなくいまや世界中で人気のSUV車ですが、通勤からレジャーまで多目的に利用できる点や、車高が高く視界が良好なので、運転しやすいといった点でユーザーを増やしています。

SUVのなかでは、特にトヨタハリアー、日産エクストレイルは特に人気が高く、5年落ちでも新車購入価格の50%ほどの値がつくこともあります。

家族で乗るならミニバンもリセールバリューが高い

SUVと並んでファミリー層を中心に根強い人気なのがミニバンです。

特に子育て世代にとっては、ファミリーに優しい機能が多数搭載されており、天井が高く、広々としたミニバンの車内は本当に魅力的です。

ミニバンの中では、トップクラスの燃費性能を誇る日産セレナe-POWERや、トヨタアルファード、ヴェルファイアは人気がある車種として有名です。

特にアルファードとヴェルファイアは、国内だけでなく海外でも高い人気があります。3年落ちの場合、新車購入価格の70%を超える値がつくこともめずらしくありません。

東南アジア諸国では、アルファードとヴェルファイアを富裕層の送迎者として広く使用しており、輸出の需要が高いのもリセールバリューが高い理由のひとつです。

ボディーカラーとメーカーオプションの装備の有無もポイントに

最後に、ボディーカラーとメーカーオプションの装備の有無は重要なポイントです。

売るときに金額が何十万円と変わる可能性があります。どの車種にも共通して言えることとして、ボディーカラーは圧倒的にパールホワイトとブラックが人気です。

また、中古車は新車と違い、メーカーオプションをあとからつけることができないので、本革シートや純正カーナビ、サンルーフなどが付いているものには人気が集まりやすく、査定の際もプラスに働きます。

リセールバリューは海外の需要に大きく左右される

国産の中古車の4割が海外へと輸出されている

国内での車の需要に加えて、海外での需要もリセールバリューを決定する大きな要因になります。

2021年の中古車輸出台数は120万台を超えており、オークションで扱われている中古車の4割近くが輸出されています。

日本が中古車を輸出している国の多くは、人口が増え続けている発展途上の国々なので、海外での潜在的なニーズは大きく、既に超高齢化社会である日本国内のニーズを圧倒しているのが現状です。

圧倒的にリセールバリューが高いのはランクルプラドとハイエース

このような状況のなかで、「リセールバリューが1番高い車種」とは、海外で1番需要がある車と考えることができます。

海外で最も人気がある日本車の車種は、ランクルプラドとハイエースです。

都市部を離れると悪路が多い東南アジアやアフリカでは、ランクルプラドのような走破性の高い四輪駆動が好まれます。

ハイエースは、公共交通機関が未発達な地域で、1度に多くのヒトやモノを運ぶことができるため、重宝されているためです。

特にランクルプラドのリセールバリューは、150系後期モデルのもので120%前後ともいわれており、新車の購入価格を上回っています。

まとめ

以上、リセールバリューの高い車種とはどのような車種なのか、走行距離と関係があるのかどうかについて解説しました。

結論として、走行距離が少なくても国内外で需要が低ければ、リセールバリューは低くなってしまうので、価格を決める重要な要件ではないということがわかっていただけたかと思います。

反対に、ハイエースやランクルプラドは、10年落ち、10万キロ以上の走行距離でも、数十万円で売却できる可能性もあります。

リセールバリューに関連して、下記の記事でも車種別に新車で買うべき車とそうでない車について解説していますので、ご参考になれば幸いです。

軽自動車、中古で買うならどのメーカー?おすすめのメーカーを解説
コンパクトカー、中古で買うならどのメーカー?おすすめのメーカーを解説
SUV、中古で買うならどのメーカー?おすすめのメーカーを解説
ミニバン、中古で買うならどのメーカー?おすすめのメーカーを解説

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