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CVT車の特徴とメリットは?CVTの仕組みについても徹底解説
クルマの変速機といえば、オートマチックトランスミッション(AT)車が長らく主流でしたが、最近ではAT車に代わり、CVT車が主流になりつつあります。
この記事では「CVT車とは具体的にどのような仕組みを搭載した車を指すのか?」また「CVT車のメリット」について、解説しています。
目次
CVTの車は、どんな車なの?
CVTとは「連続可変トランスミッション」または「無段変速機」を搭載した車のことを意味します。
AT車(オートマチック車)と同じく、変速を自動で行ってくれますが、変速の仕組みが全く異なります。結論から説明すると「CVT車」には、ギアが存在しません。
そのため、AT車で良く起こる変速時の時間差がない分、スムーズな加速や走行性能を実現することができます。
さらに、CVTの仕組みについて詳しくみていきましょう。
CVTの仕組み
CVTは「無断変速機」ということもあり、変速ギアがなく、プーリー(滑車)と、プーリーを結ぶ金属製ベルトの働きで車を動かしています。
つまり、CVTの原理として、「プーリー(滑車)の幅を変化させることでギアを自動で切り替えて走行」しています。
そして、エンジンの回転数に合わせて摩擦力が発生すると、ベルトを介して駆動軸のプーリーが回転し、結果的に車を動かす駆動力になり車輪を動かします。
動力を上手く伝達させながらも、プーリーの幅を連続的に切り替えることで、滑らかで加速力のあるCVT車独自の走りを実現させているのです。
CVT車にする3つのメリット
CVT車には、3つのメリットがあります。
メリット1.燃費性能が良い
メリット2.ギアの変速が滑らか
メリット3.メンテナンスフリーで車を維持可能
メリット1.燃費性能が良い
CVT車は、エンジンの回転数を効率良く車軸に伝えられる効果が期待できるため、燃費性能が良くなるメリットが考えられます。
また、高速道路や坂道などの悪路などの道路状況に合わせて、最適なエンジン性能で条件に合わせた走りを追求できるでしょう。
CVT車の燃費性能について、以下の口コミも紹介されていました。
燃費性能が他の車よりも良くなることは、車を所有する側からしても、メリットが大きいです。
最近では、ガソリン代も年々高騰しています。
そのため、少しでも燃費性能の良い車を選ぶことで、車に必要な費用を最小限に抑えることができます。
メリット2.ギアの変速が滑らか
CVT車は、エンジンの回転数に合わせて自動でギアを変速してくれます。
そのため、道路状況に合わせたギアに変速可能である分、滑らかで加速力のある走りを実現できます。
特に、日本の道路状況の特徴からしても、信号がある場所が多いため、渋滞が発生してしまうと、加速と減速を交互に繰り返してしまうデメリットがあります。
つまり、CVT車であれば、日本の道路事情ともマッチしており、加速、減速を繰り返しても、車にかかる負担が少なくて済みます。
CVTのギア変速がないことについては、下記口コミで詳しく紹介されていました。
滑らかな走りはまさに「日本向けの車」と言っても過言ではありません。
メリット3.メンテナンスフリーで車を維持可能
CVT車は、基本的に故障が少なく、メンテナンスフリーで車を維持できるメリットもあります。
CVTの構造からしても、メンテナンスが不要な作りを採用しているため、頻繁に点検やメンテナンスを実施しなくても、車を長く使うことができます。
また、メーカーによっては、仮に不具合が発生した場合に、メーカー保証で対応可能なケースが多く、利用者が負担する金額を最小限に抑えられるメリットも期待できます。
まとめ
CVTには、知られていないメリットが、多くあります。
実際に国産車のコンパクトカーには、ほとんどのクルマでCVTが採用されています。
一方でCVTはスポーツ走行には向かない、などのデメリットがあります。
ご自身のスタイルに合ったタイプのクルマを選びましょう。